東京アプレイザル・不動産鑑定士の永井宏治です。

今回のREAレポートは今月開催しました2つのセミナーについて書かせていただきます。

今月は11/7(木)にヴァスト・キュルチュール株式会社様(以下、「ヴァスト社様」)と弊社の共催セミナーで「相続に関わる士業のための不動産鑑定士との関わり方」を開催いたしました。

ヴァスト社様は高島屋傘下にあるプライベートバンクの法人様で、今年5月に私が大阪で、とあるセミナーにて講師を行った際に知り合ったのがきっかけです。ヴァスト社様は様々な士業と繋がりがあり、士業向けの勉強会も多く開催されています。富裕層向けのプライベートバンクは金融面から、士業は各専門性から、それぞれ「地主層のお役に立つ」という点では親和性があるものと考えられます。

今回のセミナーでは冒頭、ヴァスト社安東代表からもお話をいただきました。セミナーは1時間という短い時間ではありましたが、不動産鑑定士との関わり方をあまりご存じなかった人たちにも「相続における不動産鑑定士の役割」がお話しできたのではないかと思っております。

そして、11/13(木)には税理士・笹岡宏保先生との2回目の対談セミナー「鑑定評価実例・裁決事例から考える特別の事情」を開催いたしました。

会場にも多くの受講生の方に来場いただき、オンラインでも多数の方に受講いただきました。

笹岡先生は弊社の看板セミナー「資産税実務大学」や、その他弊社以外でも多数のセミナーで講師をされており、まさに「博覧強記」といえるほどの知識量をお持ちの先生です。その笹岡先生と対談セミナーをさせていただく、というのは私にとって大変光栄なことであると同時に、やはりプレッシャーのかかるものでありました。

今回は「オンライン配信はするものの、録画はしない」というクローズドなセミナーでした。私が行った鑑定評価実例や、2つの裁決事例(関西のH市・北関東のO市)について対談をさせていただきましたが、途中、笹岡先生から鋭い質問が来て、私自身もかなり緊張感をもって答えました。受講生の方々からは「ライブ感があって面白い」という感想もいただきましたので、結果的には良かったのかな、とも思います。ただし、後になってもっと違う回答をした方が良かったかな、と少し悔しい気持ちもあります(苦笑)。

セミナー直後に頭に浮かんだことは「もっと勉強しなければ…」ということでした。

今年1月にも笹岡先生と対談セミナーを行わせていただきましたが、大変ご多忙な中、今回もこのような機会を設けていただいた笹岡先生に深く感謝申し上げます。

また、いつもレジュメ送付が遅くなり、急なリハーサルに文句もいわずセッティングをしれくれた、弊社セミナー部にも改めて感謝申し上げます。

千鳥ヶ淵紅葉