東京アプレイザル・不動産鑑定士の永井宏治です。
今回のREAレポートは「ご縁」についてのお話をしたいと思います。
ここ数年、題名に挙げたような「ご縁」というものを感じることが多くなりました。
土地については、例えば前年に相続に関する鑑定評価を行った場所のすぐ近くで別件の仕事が入り、自身が評価した場所を再度見に行く機会ができた、自身の著書で裁決事例を採り上げていますが、裁決事例の場所と思われる場所のすぐ近くで別件の鑑定評価の仕事や人と会う用事が入り、偶然にもその場所を見る機会ができた、自身の得意分野でまさに自分向きだな、と感じる相談が増えた、10年以上前に評価した案件が二次相続等ではなく別の評価目的で相談があった、等々です。
偶然そういうことが増えた、と言えばそれまでの話なのですが、上記のような出来事が続けて起きると「その土地に何か引き寄せられている、不思議なご縁があるのではないか」という感覚になります。
また、このような「土地に関する不思議なご縁」のようなものを感じるようになってから、私は現地調査の際、通り道に神社があると中に入り、わずかな時間でも手を合わせるようになりました。時間にして1分もなく、「参拝」とまでは言えないレベルのものです。
ただ、このような行動をすることでその土地の「氏神」に対しても「その土地の案件」というご縁をいただいたことにも感謝ができ、自身の気持ちを整えることができるような気がしています。
そして、「人とのご縁」も強く感じることが多くなりました。ここ数年、久しぶりと感じる先生方から仕事の相談をいただいたり、講師を行った際のセミナー等で知り合った方からさらに仕事の幅が広がるような機会をいただいたり、ということが増えました。本当に有難いことです。
私は決して社交的な方ではありません。交流会に積極的に参加していろいろな方に名刺を配り歩いて自分を売り込む、ということには苦手意識があります(もっとも私自身が変にグイグイ来られるのも苦手なのですが)。そのような私ですが、「ご縁」に恵まれ、相当なお仕事をいただいています。
改めて考えましたが、決して社交的ではない私のようなタイプでもセミナー講師を行う、著書を出版する等で情報発信をすることでさまざまな「ご縁」をいただくことができている気がします(さすがに何も行動せず待っていても仕事は来ないので…)。
そして、最初に書いた「土地とのご縁」についても元々は「人とのご縁」からお仕事が発生するものです。不動産鑑定の仕事はスポットでの仕事が多いため、「常に仕事を取ってくる」ということが重要となり、「待ちの姿勢」では経営が行き詰まることになります。そうならないためにはやはり人や案件に対して誠実に接する、というのは大前提として、専門家として能力を磨き、積極的に情報発信をしていくことが大事なのだと感じます(念のためですが、交流会に積極的に参加して仕事を受注される方を否定しているわけではなく、タイプが異なるというだけです)。
弊社も昨年9月から新体制となりもうすぐ1年となります。この1年を私自身振り返ると、著書の出版、それに伴い「相続土地評価アカデミー」という連続講座を開講し、このREAレポートの連載も始めてみました。正直なところ、連続講座は開講しても受講生が集まるか不安でしたが、当初考えていたよりも多くの方々にご受講いただいております。このレポートについても「読んでいます」とおっしゃっていただくこともあります。大変有難く思います。
「相続土地評価アカデミー」も12講座を終え、鑑定評価実例編も残り3講座となりました。秋からは裁決事例考察編がスタート予定です。
今後ともよろしくお願いいたします。m(_ _)m
https://tap-seminar.jp/seminar.php?keyno=2333