東京アプレイザル・不動産鑑定士の永井宏治です。
弊社本社は2023年7月に新宿区高田馬場から千代田区二番町に移転しました。今回は弊社本社が存する麹町付近の「千代田区番町地区」について書きたいと思います。
番町地区は江戸時代武家屋敷があった地域です。近くにある「二番町」の立札を読むと、徳川家康が城の西側を守らせるために旗本を住まわせていたようです。明治時代になると東京府になり、この辺りは東京15区のうち「麹町区」とされました(今は都心5区に含まれる新宿や渋谷でさえも当時は「区」ではなかったようです)。戦後になり、麹町区と神田区が合併して現在の千代田区になりました。
弊社はその番町地区の日テレ通り沿いに存します。東京メトロ有楽町線「麹町」駅5番出口近接の場所に位置し、「市ヶ谷」駅、「四ツ谷」駅、「半蔵門」駅の各駅からも徒歩圏内であり、利便性に優れるエリアです。
日テレ通りと交わる「番町中央通り」を東側に歩いていくと、ホテル東京グリーンパレス、イスラエル大使館、女子学院中学校・高校があり、その先に行くと半蔵門駅があります。さらに東に行くと、英国大使館や千鳥ヶ淵があります。番町中央通りを西に歩くと国際協力機構(JICA)、ベルギー大使館があり、その先の新宿通りを挟んで上智大学が見えてきます。四ツ谷駅に近い六番町には区立番町小学校、雙葉中学校・高校があります。
南北の日テレ通り沿いは、店舗・オフィスも多く繁華性がある地域ですが、日テレ通りと東西に交わる番町中央通りやその北方に存する番町文人通り、番町学園通りに入ると、繁華性はほぼなくなり、高級マンションや歴史を感じる戸建住宅等が建ち並び、高級住宅街の雰囲気が漂っています。
また、麹町は士業の事務所が多く、普段から士業の方々(特に税理士の方々)とのお付き合いが多い弊社としては、良い場所に移転できたのではないかと思っております。
そして、北東方向には靖国神社があり、さらに北東には神田明神や湯島天神があります。また、南西方向には小さな神社があり、少し方向は西南西になりますが明治神宮があります。
いわゆる「鬼門」「裏鬼門」とされている北東・南西方向にこのような神社が存することは、私の感覚ではどこか「守られている」とも感じられます。もちろん、上記神社の位置と因果関係があるとはいえませんが、普段からの心の持ちようで「守られている」と考えることで、自然と感謝の念が湧いてくるような気がします。
経営者の方々は信心深い方が多いと聞きますが、年齢を重ねるにつれ、少しはそのような感覚が身についてきたのかな、と考えています。
寒い時期もそろそろ終わりを迎え、来月には桜の時期となりますね。昨年撮影した千鳥ヶ淵の桜の写真を掲載します。
来月からは、私が講師を務める「相続土地評価アカデミー」が開講します。
週1で全15講座、相続土地評価に関する講義をお届けします。会場受講も可能ですので、是非、歴史ある番町の地で土地評価に関する理解を深めてください!
(最後は宣伝です 笑)
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