新年も既に1か月経過しました。改めて2025年(昭和100年)という節目の年に存在することを感謝します。
独り身男の嘆き節を聞いてください。
昨年3月に家内を亡くしたことで、44年ぶりに独身のお正月を過ごしました。女房が元気な頃は、玄関ドア前にかけるお飾り、家の各部屋に置く輪飾りなどを、年末に買い揃え、正月を迎えたものです。
しかし、独身になった今はそれを買う気力がないというのが正直なところです。寂しい限りです。
また、正月三が日は混むからと、4日か5日に必ず井草八幡と東伏見稲荷をお詣りし、干支の置物を買うのが恒例でした。それもなくなりました。
これらの行事は奥さん主導です。いつもあっちこっちに引っ張られてお金を出すのが私ですが。
病気が高じて3年前に施設で暮らすようになってからは、自分が家事をやらざるを得ない状況になりました。改めて如何に女房に頼っていたかを知ることになります。何が大変かというと台所の排水口、風呂の排水口、トイレ掃除、食器洗いは元より、乾いた食器を戸棚に仕舞うこと、洗濯物の取り込みとタンスに仕舞うこと、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、石鹸、シャンプー、洗剤などの補充、次々と家事があります。
世の高齢男子に申し上げます。家庭を回しているのは奥さんです。司令官は奥さんです。
「俺が稼いでいるから女房は俺のいう通りに・・・」なんて思っている人は思い直した方がいいです。
昭和の時代はとっくに過ぎ去り、男主導の世界は過去のものになりました。
これから、「お一人様男子」が確実に増えます。女房に先立たれても、簡単料理など何でもやるんだという世界を覚悟すべきです。もちろん、出来るだけ現役を続けること。認知症対策にもなります。
それと、賛否両論あるかもしれませんが、自分の身の回りができるうちは、出来るだけ介護施設の面倒にはならないことです。大変で面倒なことをこなす気力が長生きの秘訣です。
親しくさせていただいている株式会社ハート財産パートナーズの代表、林弘明さんから教えられた言葉です。
「芳賀さん、高齢者が元気にいられる方法は教育と教養だよ」
「今日行く(教育)ところ」と、「今日用(教養)がある」 とのことです。
私にはハッピーリタイアは今のところありません。もし、悩みがあればご相談ください。ただし、女性問題とお金の事以外で(笑)。 最後まで読んでくださりありがとうございます。
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