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中国の故事に書かれている言葉です。

この意味はこんなことです。

「スモモの木の下で帽子を被り直すときに木に成っている実を受け盗るような仕草をやってはならない」

つまり、君子(上に立つ者)たるもの、日頃より行動を起こすときには誤解を受けるような行いをやってはならない例えです。

このアプレイザルニュースは出来るだけ政治色、宗教色を出さないような文章にしようと努めて来ましたが、先々月号(保身をテーマ)より少し変えることにしたことはお知らせした通りです。ということで、あまりにも酷い安倍一族の傲慢ぶりに一矢を報いんと。

この度の週刊文春の記事と一連の文科省の前事務次官の記者会見における発言です。これを目にする人のほぼ全員の方々が関心を示すように安倍総理大臣と加計学園理事長との癒着問題です。私は何も指示していないと総理大臣は声を荒げて否定していますが、腹心の友と公言している以上、加計学園は大きなスモモを帽子の中に入れているのは明白です。怪しいのを通り越してまさに国に対する背任そのものではないでしょうか。あまり好きではありませんが、これこそ東京地検特捜部の出番ではないでしょうか。(なぜ嫌いかというと20年前ある事件に巻き込まれて、当社が特捜部の家宅捜索(がさ入れ)にあったからです。もちろん何の問題もなかったのですが。)

アメリカではトランプが大統領選挙に際してロシアから応援を受けたとか、あるいは何かの密約があるとかで、前FBI長官が特別検察官に任命されて調査を開始したと報じられていますが、我が日本国ではそのような調査はないのですか? ここは国会に頑張ってもらうしかありません。自民党は石破氏か船田氏以外、物を言えない人ばかりで何とも情けありません。日本もかの国と同じようにトップがこうだと言ったら部下は何も言えずに、唯々諾々と従う国になったのですね。これは先月号にも書きました。

衆議院議員は代議士と言いますが、庶民の代わりに物を言う士(サムライ)です。党と個人は価値観が違うこともあってしかるべきです。刀を抜くときもあるのがサムライです。一部の受動喫煙を認めることには刀を抜きますが、トップに物を言えないサムライは要りません。安保法案といい、テロ準備罪といい、何か変な方向に向かっていると感じるのは私だけでしょうか。この国の構造そのものを見直す時代に来ている気がしてなりません。明治維新からすでに152年経っています。

 

[おまけ]

私は40年以上、読売新聞の購読者です。名称を変えることを提案します。「安倍晋三記念新聞」に。

新聞配達のオジサンが良い人なので未だに止めることが出来ません。