1、「相談のしやすさ」
この不動産についておおよその価格を知りたいけど、あの不動産鑑定士は敷居が高いなぁ。と思われるとダメです。気軽に相談してもらえる企業風土が必要です。
2、「無料相談」
出来れば、無料で教えてもらえると助かる。まずは路線価評価との違いが知りたい(低くなる可能性があるのかないか)
お客様のコストをかけずに相談に乗る気構えが必要です。
3、「鑑定報酬」
鑑定料がどのくらいになるか心配。(はじめに料金を知りたい)
明朗会計で安心してもらいます。
4、「税務知識の勉強」
鑑定評価と路線価評価はかなりの部分で差異があります。特に路線価評価では「評価単位」という概念がありますが、鑑定評価の「対象不動産」とは違う概念です。不動産鑑定士は独自の考えで評価を行うきらいがあります。相続税の申告では通達上の評価単位が優先されます。それと、相続に関する広範囲の知識を勉強する必要があります。
5、「税務署との対応」
もし鑑定評価が否認されたら恐いので頼めないと思っている税理士も多いのも事実です。鑑定評価の自信と信頼感があるかどうかが問われます。
仮に否認されても、真摯に対応してくれるのかどうか。専門家としての責任と覚悟が大事です。私の信条は負けるのは仕方ないが、決して逃げないことです。
6、「人柄と信頼」
鑑定以外のことでも、いつも親切に対応する人柄が大切です。お客様のみならず、社員、取引先に対しても優しさに満ちているかどうかがポイントです。
また、人柄は生まれついたものではなく、自ら良い人柄を作り上げるものだということです
7、「欲張らない」
目先の利益のために出来ないもの(無理なこと)ははっきりと断ることも重要です。あとでしっぺ返しが来ます。
これらのことは全ての専門家に通ずることだと思います。