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東京アプレイザル物語

15 セミナーの活用による仕組み作り

司会: 税理士事務所とのネットワーク作りの第1弾として、DM大作戦をやられて、その後の展開としては、どういったことをやられたのですか?

芳賀: 次は、セミナーですね。DMとほぼ同時進行で始めましたね。

司会: セミナーをやろうと思ったきっかけは何だったのですか?

芳賀: とあるコンサルティング会社が主催していたセミナーがあったんですね。これが私にとって、非常に刺激になったんです。セミナーで人に色々と教えていきながら、自分達を知ってもらうという手法はいいなと思ったんです。

司会: なるほど、それで、セミナーを開催して、不動産鑑定士の業務を知ってもらおうということですね。

芳賀: まさに、その通りです。それで、平成4年に初めてセミナーを開催しました。確か、税理士さんや不動産会社の方を40人程集めた記憶があります。これは来てくれた方達が東京アプレイザルのお客様になってくれる可能性があるなと思いました。セミナーをやっていこうという考えに至る1つのきっかけになったのは間違いありませんね。

司会: その後は、どの位のペースで開催したのですか?

芳賀: 当時は、AP研究会という形で、月に1回程のペースでやっていました。それなりの著名人を講師として呼んでいましたね。その後、平成7年に「土地評価実務学校」と名付けて、不動産鑑定を応用した不動産コンサルティングを講義するスクールを開校しました。現在はもうやっていませんけどね。全12講座で、そのうちの大半を私が講義するというものです。料金は、今では考えられない5万円という値段でやっていました。

司会: それは、破格の値段ですね。

芳賀: セミナー事業で利益を上げようということは、この時には考えていなかったですからね。ここに参加してくれる税理士・その他の士業の方等に、まずは鑑定業務をしっかり理解していただいて、必要ある時には東京アプレイザルを使ってくださいということが狙いでしたね。「土地評価実務学校」は年に数回行いました。

司会: かなりの数の方が受講されたのですか?

芳賀: おかげ様で、評判が良くて、たくさんの方にご参加いただきました。現在東京アプレイザルと提携していただいている方にも、このセミナーがきっかけという方達も大勢いますね。

司会: セミナーはそれ自体で利益を出すことを目的とするのではなくて、その参加された専門家の方々の先にいる顧客の鑑定業務に繋がればということの結果ですね。

芳賀: そういう意味では、意図的に税理士の方を呼ぶようにはしていましたね。不動産鑑定士の話を聞いたことがないという方がほとんどでしたから、本当にたくさんの方に参加していただけました。

司会: その当時は、専門家であっても今以上に土地評価という事の意味は分かっていなかったでしょうから、芳賀先生のセミナーを受講されて、「あ~こういう場合に、鑑定してもらった方がいいのか」という気付きが生まれたのでしょうね。結局は、その専門家としても、自分のクライアントのプラスになる訳ですから、芳賀先生と提携しようということになりますよね。そして、実際に必要があれば鑑定依頼がくるということになりますね。セミナーで鑑定の意味・必要性を、きっちり理解していただくことで、自然と鑑定依頼が増えるという仕組みですね。

芳賀: そのとおりです。仕事にするには、仕組み作りが大事ですからね。これは、他の不動産鑑定士さんでは、まずやってきていないことですね。やはり、現在でもまだそうであるように、公共事業に依存した「待ち」の仕事が主流ですからね。私は、ずっとそれではまずいだろうと思っていましたし、たまたま、私自身公共事業の仕事をそんなに受けてきたわけではないですからね。

司会: 冒頭にも少し話に出ましたが、ここ数年の報道を見ていても、公共事業にかける予算は、どんどん減っていく方向になっていますよね。

芳賀: それは、そうですよね。無限に出来るはずないんですから。じり貧になるのは目に見えていますよ。そんなことは、15年前には分かっていることですからね。

司会: 甘い汁を吸ってきた人達は、いつまでもそれを吸えるものだと思って、依存し続けてしまいますよね。また、変わること・変えることを恐れてしまうんでしょうね。

芳賀: それはあると思いますね。それで、この鑑定への入口という考え方から始まったセミナーなのですが、おかげ様で、現在ではそれ単体で事業として成り立つまでになりました。概ね、週に数回は開催しており、年間では200回を超える数になります。売り上げもそれなりに上がっています。

司会: 着実に積み重ねてきた結果ですね。

 

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斎藤紀明が斬る

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