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[月いちコラム]芳賀則人の言いたい放題!

No.309【その二世帯住宅計画にちょっと待った・その3】2021.06.01

前回の続きです。

さて、ここであなたにこのようなこと(二世帯住宅建て替え問題)が起こったらどうすべきか考えることになります。親は娘の情にほだされて「いいよ」と承諾するのでしょうか。それとも「ちょっと待って」と答えを「留保」するのでしょうか。たぶん即刻、断る親はいないはずです。

一方、子供の立場としても安易にお金が安く上がるからといって同居を望むというのは如何なものかであります。

実はこの二世帯住宅こそが「相続問題」の隠れた大きなテーマの一つです。

高齢になると、健康の問題や家業がある人など、どうしても気弱になるのも確かであり、さらには後継者の問題も重なります。さらに、大手住宅メーカーの幸せを絵にかいたような家族が演じる仰々しいコマーシャルや営業活動に心が動かされます。それと「小規模宅地の評価減」が建物の形態により相続税節税対策にと謳われます。とにかくあちこちからの悩ましいお誘いが襲って来ます。

つまり、これを契機に老夫婦の今後の人生の過ごし方と、「円満相続」を実現するための決断を迫られるといっても過言ではありません。

しからば、何を基準にして二世帯住宅の判断をすべきなのか。父母娘家族が同居するのかあるいはやめるのか、ここをしっかりとした方針で内外ともに明確にするべきです。問題が起きた事例を元に解説します。

結局、この一家は娘の希望通りに二世帯住宅を建てることにしました。建物の所有形態は下記の通りです。

1、構造:木造2階建て延べ面積約200㎡(1階が両親の住居・2階が外階段での娘夫婦の住居)。

2、建築費:合計約6,000万円。

3、資金計画:父親と娘婿が3,000万円それぞれ出し合っての共有名義、婿の建築費分3,000万円を住宅ローンで借り入れする。ただし、父親は土地と建物については担保提供する。

4、娘夫婦の父親に対する地代は無償、いわゆる使用貸借。

5,固定資産税は娘夫婦が半分負担する。

ということで、約10ヶ月後に新居が完成して、楽しい二世帯住宅生活が始まりました。

またまた次号に続きます!

 

 

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