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[月いちコラム]芳賀則人の言いたい放題!

No.308【その二世帯住宅計画にちょっと待った・その2】2021.05.06

前回の続きです。

「パパ、ママ ちょっと相談があるんだけど」と、長女の奈美は神妙な面持ちで話を切り出しました。子供の頃から、親に何か頼む時には普段見せないような、少し恥ずかしい表情を見せます。

母親は「どうしたの、何かあったの?」と、娘に心配事があるのかを不安気に尋ねました。奈美によると、「子供も大きくなり今住んでいる2DK(約50㎡)の賃貸マンションでは余裕がなく、もう少し広い部屋が欲しい」とのことでした。

とはいっても、購入するには都心部に近い分譲マンションは70㎡でも8,000万円を優に超えます。3年前まではダブルインカムで自分にも収入があったので、頭金2,000万円程度は用意できるものの、すでに退職して子育てに専念しており、年収900万円の夫の給与だけでは6,000万円のローンを抱える勇気はありません。かといって現在の年収で購入可能な勤務先から遠い場所に移るつもりもないといいます。それで、父親に頭金の援助を頼むことも考えましたが、妹が「お姉ちゃんだけもらうのはおかしい!」と言い出し兼ねず、援助を承諾してくれる保証はありません。

そこで思いついた妙案が、

「両親と二世帯住宅にして一緒に住んだらどうだろう。これであれば妹も仕方がないと諦めてくれるかもしれない」です。

「それでね、パパ、ママ、今の家は狭くなったので引っ越したいと思っているんだけど、この際一緒に住まないかなと思って」

「パパも完全にリタイアしたし、時間があるでしょ。孫の世話も楽しいかなと思って」

「主人にね、この計画を話したら、お前の好きなようにしていいよといってくれたし」

長女の一方的な意見であるにも関わらず、母親としてはそれほど悪い気はしませんでした。

本来であれば、子供たちが巣立ち、これからは夫婦二人で余生を楽しむべく、グッドタイムを過ごすのが理想だと思います。金銭的にも余裕があり、旅行や趣味に時間を割くことが出来る、至福の時が訪れるはずです。特に女性は90歳前後まで、男性も80歳程度までは健康に過ごすことが出来る時代です。

ただ、認知症が一番の敵となるのかもしれませんが、これとて認知症に効くというサプリ等が開発されています。

さてどうしたものかと、母親の美紀は悩むことになったのであります。

またまた次号に続きます!

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