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[月いちコラム]芳賀則人の言いたい放題!

No.306 【昭和バブル崩壊顛末記 <№2>】2021.03.01

(前回の続きです)

私の勉強はそこそこの金額で収まりました。

<ものほん(本物)のバブラー>(私の造語)からいわせれば、こんなのは「蚤に食われたようなものだ、1億・2億なんて」な感じです。数十億単位でやられなければ一人前ではない?!ということで、私のバブル崩壊期は半人前にも届かないヤワな経験でした。しかし、本人的には高校、大学、不動産鑑定士業と、まあまあ順調な生活を送っていた身としては、なかなかの厳しい状況であったことは確かです。世の中は何があろうとも暦通りに歴史が刻まれていきます。バブル崩壊は順調に資産価値を下げ続けて行ったのです。

平成5年頃でしょうか。仲の良い不動産業者と「もう少し我慢すれば戻りますよね」といったことを覚えています(もっともこれがただの儚い願望であったことは歴史が証明することになりました)。練馬区関町(最寄駅は上石神井)に住んでいた頃は、自宅マンションそばの土地の坪単価が500万円、つまり30坪で1億5,000万円ぐらいしました。それから28年間の幾星霜、多少は戻ったとはいえ坪180万円程度です。私が投資した初台の4,500万円(当時の利回りはネットで4%程度)の1DKマンションも利回りが下がり、かなり戻ったといっても、せいぜい2,000万円程度です。持ち続けていれば、家賃が入りトントンにはなったかもしれませんが、とにかく金利が高過ぎました。持っていることの恐怖感に耐えられませんでした。もう戻ることはないでしょう。

不動産を所有するには経営能力と勇気と鈍感さが必要です。私のような真面目で上品な人間には不向きです(誤解しないでください、不動産を所有している人がみんな下品で不真面目といっているわけではありません)。

昨今でも不動産投資熱は冷めやらぬ状況です。中途半端なセミプロもどきは多額な借金を弄して投資をすべきではないと思います。不動産投資をやっていい人種は下記の通りです。

 

1、地主層(ただし自分の土地上に建物を建てるのは投資とはいわない。山手線内側や特定の場所であれば自分の土地に建てるのは否定しない)

 

2、年収5,000万円以上の所得がある(それも少なくても10年以上続くこと)会社幹部・経営者等(私は2,000万円だけど…という方はご自分でご判断ください)

 

3、純資産が3億円以上あり、借り入れにも余裕がある人

 

4、長年不動産投資で利益を上げてきた個人や法人(つまりプロ)

 

5、年収1,000万円以下の人は、1,000万円程度の低価格物件であること

 

6、築古物件などリニューアルや建て替えなどの建築に精通している人

 

※ あくまでも私の個人的感覚ですので話半分でお願いします。

 

 

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