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[月いちコラム]芳賀則人の言いたい放題!

No.277 【人の役に立てること】2018.10.01

 

JAFMate(ジャフ)という広告雑誌があります。会員に1ヶ月に一度送られて来ます。その中にはレストランや飲食店の割引券がついており(切り取るやつです)せいぜい10%引きですが、これがなんとも嬉しく、入った折には使おうととっておきます。ちなみに「民芸」うどんはコーヒーが一杯分タダになります。

このところ(10数回に亘り)「幸せってなんだろう」という題材で作家等の著名人がコラムを書いています。当然、人によって「幸せ」の価値観は違うのですが、何と結構似ているなあと思った人がいます。普段このような雑誌の類は会社や自宅に山のように届くのでほとんど捨てることになりますが、何故か会社の机の横のボードに張り続けているコラムがあります。2017年11月号ですのでほぼ1年前から存在します。

作家の宮本輝さんという人のものです。1978年に「蛍川」で芥川賞を受賞している有名作家です。1947年生まれですので今年71歳になります(残念ながら私は読んだことはありません)。

そのタイトルは人の役に立てること

このタイトルに衝撃を受けました。私はたぶんこのアプレイザルニュースにも何度か取り上げていると思いますが、人が生まれてきた理由、あるいは存在する理由は人の役に立つためだと思い込むようにしてきました(思い込まないと実践できないので)。

この一文を紹介します。

「人はなんのために人間として生まれ、なんのために生きるのか、などというのは、答えのない青臭い問いのように扱われているのが今の時代であろう。しかし、大金持ちになっても、札束を棺桶に入れて死ねるわけではないし、社会的な成功といってもたかがしれている。私はあるとき、お金は必要なだけあればいいし、あるいは少し足りないという程度がいちばんいいと気づいた。」

この人が52年前に出会った誌があります。エミリ・ディキンスンというアメリカの女性詩人が書いたものです。

「もし私が一人の生命の苦しみを和らげ 一人の苦痛をさますことができるなら 気を失った駒鳥を 巣に戻すことができるなら 私の生きるのは無駄ではない」

60歳を過ぎてから、長い小説を書き続けているときにこの詩を突然思い出したそうです。

宮本輝さんはこうも言っています。

「社会的成功などは時代の変化でいつどう崩れるか分からないのだ。ならば、生きるに値する行為とは何か。持って死ねるとは何か。」

「一人で苦しんでいる人たちがたくさんいる。私のひとことで蘇るかもしれない。それだけが、私が人間として生きた証となるだろう。幸せなことだと思う。」

 

私から一つだけいちゃもんをつけます。

人様の役に立つにしても、助けるにしてもお金が掛かることです。

あぁ、まだ未熟者です。

 

 

 

東京アプレイザル物語

斎藤紀明が斬る

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